脱サラ、起業で仕事が楽しくて仕方がなくなった話

僕は2016年に個人輸出で起業をしました。
そして、多分2~3年たった頃から仕事が楽しい
と思えるようになりました。

今、土日も働いています。
あんまし働くって感覚ではないんですよね。
とにかく、やりたい事が次から次に出てくるのです。

to doリストは、会社員時代はやらなければいけない
リストでしたが、今は多くはやりたい事リスト。

この楽しさの根源はなんだろう?

この記事は、僕が今感じている仕事の楽しさを
因数分解しています。
皆さんが仕事を楽しいと感じれる助けになればいいなぁと。

好きな事を仕事にする、って現実的には無理

仕事が楽しい=好きな事を仕事にする
って、語られているのを良く目にするのですが、
それって現実的はほとんど無理なんじゃないかと。

でも、決して好きでなくても、楽しくする事はできます。
現に僕がそうですから。

僕は海外個人輸出で、あるブランドの玩具を扱っているのですが、
海外輸出というビジネスが好きでも、その玩具が好きでも
ありません。
でも、楽しいかと聞かれると間違いなく楽しいんですね。

その理由は、僕自身の経験から以下の3つ位挙げれます。
①成果
②成長実感
③自ら選択をする

成果

起業後2~3年目位から仕事が楽しくなってきたと書きましたが、
その理由は何でしょうか?
それは、ある程度実績があがってきたからなんですね。

これで食っていけるなぁという最低限の目標をクリアし、
まだまだ伸ばせるという見通しも現実的なものとなって
きたのが、この頃です。

会社員時代も一番やりがいを感じたのは、お客様からの
評価だったと記憶しています。
お客さんって、なかなか褒めてくれないんですよね。
だからとりわけそういう言葉がいただけた時は、
いい仕事が出来たんだなぁって。

仕事じゃなくても、同じような例はあります。
例えば自分で決断して、よしやろう!って決めた事が
長く続かないって事ありますよね。
新年の目標とか。

あれ、成果が出ない事が一つの大きな要因なんです。
成果ってすぐには出ない事多いんですよ。
で、成果が出ないと、このままで大丈夫かな?という
迷いが生じます。
その時点で、皆諦めちゃうんですよね。
せっかく地中では根がはっていて、もうすぐ芽が出るかも
しれないのに。

でも、成果はその迷いを払拭します
迷いが消えると、ますますモチベーションも上がり、
創意工夫をし、そしてさらに成果が伸びます。
この状態になってくると、仕事をする事自体が
楽しくて仕方がありません。

だから成果を見えるようにするというのは、仕事を
楽しくする為の一つの工夫です。

出来るだけ成果を細かく定義したり、小さな成果を
目標にしたりする事です。

例えば、僕のように事業をしていると、売上・利益が
一番わかりやすい指標な訳です。ただ、いきなりそこを
求めても、なかなか目に見えて上がってこない場合は、
出品数だったり、作業時間だったり、自分でコントロール
できる小さな目標を立てるように工夫します。
その目標と売上・利益に整合性があれば、必ず結果に現れます。

もう一つ、他人にチェックしてもらうのも有効です。
お金は多少かかりますが、コーチを雇うという方法です。
僕は認定コーチの資格を持っていますが、
コーチングというのは、本人も気づかないような
変化をフィードバックし、方向性が正しい事を
確認したり、やる気を持続させる事が大きな役割の一つです。

成長実感

さて、成果さえ上がれば、仕事は楽しいでしょうか?
成果って、ラッキーパンチでたまたまドンど上がる事が
あるんですよね。

それはそれで楽しい事ではあるのですが、
僕は成長し続ける事、つまり成長実感が大事だと思うんです。
1年前の自分と比べると、随分違う事をやってるって感覚。

人間だれしも、成長願望を持っています。
だから、成長実感がある事は、仕事の楽しさに直結します。

僕にとっての成長プロセスは、試行錯誤から生じます
日々様々なアイデアが浮かびます。
それを実践して、上手くいったものがものがノウハウになる。

もちろん、失敗も数多くします。
僕の場合も10個のアイデアを実践して、実際に成果がでるのは
そのうちの1個。そんな感じかもしれません。

でも、100個実践すれば、10個のオリジナルの
ノウハウが手に入ります
その10個が、競争力になっています。
そして、自分が成長したと自信を持って言える理由なのです。

この試行錯誤を繰り返しながら自分を成長させて行く
というのは、ビジネスオーナーが成功を得るには必須です。
ただ、会社員やアルバイトをやっている人達も同じです。

うちのアルバイトさんが、与えられた作業をどうにか
効率的にやろうとして、工夫をして上手くいけば、
うれしそうに話をしてくれる事があります。
そういう姿勢で仕事に取り組んでいる子って、
本当に優秀です。

組織にいると、失敗をとがめらえるケースもあるので、
リスクのあるチャレンジはしにくいかもしれませんが、
上手くいかなくてもマイナスにならないような創意工夫は、
どんどん行っていくべきだと思います。

自ら選択をする

成果と成長実感。これが主な要素なのですが、
もう一つあげるとしたら、「自ら選択をする」という事です。

人間、言われた事よりも自分で決めた方事の方が
モチベーションがあがります。

僕の場合、家事なんかもそうで、嫁さんにあれやこれやと
指示をされると、あんまし気が乗らない。
でも、家事や家の用事が嫌な訳じゃないです。

日曜日の朝は掃除機をかけるのは習慣化していますし、
料理も自分で作ります。
そういう事を自分で決断すると、自分で段取りをします。
そして、予定通りいくと満足感みたいなものが得れる訳です。

仕事でも同じ様な事がありました。
30代半ばの時に、一度会社辞めようとしたんですね。
他社に内定もらって、さぁいつ辞めるって言おうか?
と思っていた時のこと。

別の部門の上司から直接声を掛けらたんです。
自分の部門のプロジェクトがトラブっているから、助けてほしい。
組織にヘルプを要請したけど動かず、自分で人を探すしかない
と思って、僕に声をかけられたようです。

でもね、そんなのまっぴらですよ。
転職しようと思っていたし、トラブルプロジェクトの
立て直しなんて、しんどいだけです。

でも、最終的に自分で決めて引き受けました。
なんか妙に波長が合ったというか、
なんとか力になりたいと思ってしまったんです。
そして会社人生で一番モチベーションを高く保ち、
成果も残せた仕事になりました。

事業主は自分自身で選択するしかないのですが、
会社員でも自分で決めれる事、決めなければいけない事は、
以外と多いです。

こと細か無い仕事のやり方の指示をしないと動けないような
指示待ち人間だけなにはなってほしく無いですね。
自分で考えて自分で決める。
決めた事に対して、上司の承認を得ないケースもありますが、
そのような行動習慣を心がければ、仕事は楽しくなります。

仕事の楽しむには、自分を知る事も重要

さて、僕なりの視点で、皆さんに共通するだろうと思える
要素を挙げてみましたが、何を楽しいと思うかは人それぞれです。

例えば僕の場合、自己分析をすると、探求心が旺盛で
人一倍成長意欲が強いのだそうです。
だから、個人事業主という立場が楽しいのだと思います。

皆さんも自分の事を知るという事は、とても重要です。

簡単な方法としては、自分の過去を振り返るという事です。
自分が本当に楽しいと思えた瞬間は?
自分が時間を忘れて熱中できた事は?
自分が嬉しいと感じた出来事は?

こういう質問について、なぜそうなのか繰り返し考えていきます。
そうすると、自分の楽しさの原点が見えてきます。

それから、自己分析のツールを利用する事も有用です。
ネットで検索すれば、いくつか出てきますし、
自己分析の本なんかを買うと、性格診断がおまけに
ついてるケースもあります。

まず自分の事を知る事。その中に仕事を楽しむ為のヒントが、
隠されています。皆さん是非創意工夫をして、
仕事が少しでも楽しめるようになってください。