【ebay】promoted listingsの問題点と使い方

ebayのpromotion機能の一つでpromoted listingsという機能があります。ebayもこの機能の利用を積極的に推進していますし、ebay関連のブログをみても推奨している記事が多いです。ところがこの機能、良く理解して使わないと、誰も得をする事が無いという大きな問題を含んでいると思うんです。

この記事は、promoted listingsの何が問題かを説明し、より有効な使い方を提案するものです。

promoted listingsとは?

そもそもpromoted listingsとはどの様な機能でしょうか?

ebayの豊富なpromotion機能のうちのひとつで、検索順位を上位に表示する代わりに、売れたら自分の設定した料率の手数料を支払うというものです。商品単位で設定可能で、手数料率は最大20%まで任意の値を指定する事が可能です。そして、料率が高いほど表示上優遇され、販売機会が多くなります。通常の広告は、売れても売れなくても広告料を支払う必要がありますが、この仕組みは売れなければ広告料を支払う必要が無い為、セラーからみると合理的な仕組みに見えます。

ただ冷静に考えてみると、この機能誰も得をしないんです。その点について解説します。

promoted listingsの問題点は?

この機能の一番まずいところは、販売価格に転嫁されやすいという点です。

例えば、10,000円の商品に売れたら5%を支払うとpromoted listingsで設定します。これをセラーが価格に転嫁すれば、利益が減る分を見込んで10,500円に設定します。すると、バイヤー側は、本来より500円高い値段で買わされる羽目になる訳です。商品単位の設定ですから商品価格に転嫁されやすい訳です。逆にセラーが価格に転嫁しなければ、セラーの利益が500円減る事になります。実際にはある程度価格に転嫁されて、ある程度はセラーがコストとして持つため、結局バイヤーもセラーも得をしない、儲かるのはebayという理屈です。

でも、セラーにとっては多少の広告費で販売機会が増えるのなら、それでメリットはあるのではと思われるかもしれません。ところが、みんなが同じ様にこの機能を使いだすとどうでしょうか?例えば一つの商品を10人が出品していて10人全員が5%の広告費を払えば、みんな同じ条件になるので、上位表示の効果はまったくでない訳です。実際にそんな事は起こり得ませんが、売れた時だけ支払うので、損をした感覚になりにくいという点も課題です。つまり割と気軽に設定できる為、実際多くの人が利用していますし、多かれ少なかれ広告競争になります。

僕も当初は殆どの商品に5%の料率を設定していましたが、これに気付いてから全て外しました。そして、promoted Listingsで毎月支払っていた1万円弱の費用を、値引きに充てる事にしました。つまりebayにその費用を払うなら顧客に還元しようとう発想です。1万円あれば、競合が激しい売れ筋商品に絶対負けない値付けをして、集客用の商品とする事ができます。それで顧客をストアひ惹きつける事ができれば、その方がよほどいいと考えたのです。実際に、promoted listingsを全て外しても、売上自体は落ちていません。

一番怖いのはebay離れ

さて、ebayにとってはどんどん広告費が入ってくる為、良い仕組みの様に思えますが、長期的に見るとebayにとっても、そこで販売しているセラーにとっても良くない可能性があります。怖いのは、顧客のebay離れなんです。つまり販売価格が吊り上がってくると、ebay自体の商品の割高感がバイヤー側に残り、顧客がebayを敬遠するようになる事です。

実際に日本からの海外販売という市場を見た時に、ECサイトも海外発送に対応しているところが増えてきていますし、ヤフオクやメルカリですら購入代行業者を通して海外から注文する事が可能です。しかもその手数料はebayよりはるかに安い。つまり今現在ebayが設定している手数料ですら、バイヤーが割高感を感じる原因になっている訳です。そこに、更に価格転嫁されやすい広告の仕組みは、どう考えてもebayの為になっているとは思えないんですね。

promoted listingsの使い方

では、どのようにこの機能を利用していけば良いか?

なんでもかんでもこの機能を使うのは、これまでに述べたような理由で良く無いと思います。一つの使い方として提案したいのは、まとめ買いへの誘導です。ebayのpromotions機能の中で、複数購入すると割引とか、一定金額以上購入すると割引できる機能があります。これと組み合わせるんですね。

集客用の商品にpromoted listingsを設定し、併せてまとめ買いのpromotionをかけておきます。この場合、ついで買いされた商品には、promoted listingsの広告費はかかりません。

有用な使い方は、他にもあるかもしれませんが、このような大局的な視点で見ながら、機能を利用していく事を是非お勧めします。