時代の流れに乗るのが成功の秘訣だと思った話

僕は時代の流れに乗るという事を大切にしています。
それは、これまでの人生の中で幾つかのそういう経験を
してきたからです。

なぜか頑張ってもなかなか上手くいかないという事って
ありませんか。それってもしかしたら時代の流れに
逆行しているのかもしれません。

努力は必要ですが、流れに乗るという事はもっと簡単で、
それでいて人生を左右する重要な要素なんです。

コンピューター業界への就職と中国株投資

まず最初に僕の体験談からお話します。

一つ目は大学卒業後の就職の話。
僕は就職先にソフトウェア業界を選びました。
僕が就職した約30年前、ソフトウェア業界は
35年定年説とかあって、
就職先としはかなり不人気。
バブル期でも事もあって就職戦線は空前の売り手市場。
大して真面目に勉強してこなかった僕でも簡単に入れたんですね。

まぁ、コンピューター業界は伸びるだろう程度の予想はしていたと
思うんですが、結果的にこの選択は正解でした。
業界の成長につれて、会社はどんどん成長し、
それなりのポストを得て、給料もかなり良い方だったと思います。

就職人気企業って、その時代の花形産業が多いんです。
企業として成長期から成熟期に差し掛かるあたりの会社ですね。
そういう会社には有能な人材が集まるし、出世するのも難しい。
民間だと同期でも出世次第で給料倍くらい変わってくるのは
珍しくないので、そういう意味でもこれから伸びる業界・企業
を探すのは大事だと思います。

もうひとつ、中国株投資の話です。
実は、30歳の頃に会社の手当が数年間支給されていないという
会社のミスが発覚して、100万円位の棚ぼた収入があったんです。
使うあても無いし、嫁にもばれないお金という事で、
全額それを投資に回しました。で、株の勉強をしました。

読んだ本の中で、世界三大投資家と言われるジム・ロジャーズ氏の
21世紀は中国の時代という主張に強く共感を得ました。
それで、全額中国株を買い、それからボーナスでお小遣いを
もらう度に、中国株を買い増したりして。

そしたら50歳で退職する頃には、投資額の約2.5倍くらいになって、
年収相当分くらいの資産ができていたんです。

実際中国の成長ってすごかったですよ。
出張で何度か行ったんですが、最初は多分1990年代だったはず。
道路に車が少なく、広い道を大量の自転車が埋め尽くしていました。
それが、10年後、15年後には日本と変わらない近代都市に。

で、この投資で築いた資産があったから、起業という冒険に
出る事が出来たわけです。
この二つのエピソードは、間違いなく僕の人生に大きく
プラスに作用したんです。

何故、海外輸出で起業したのか?

僕は、2016年に海外個人輸出で起業しました。
なぜこの選択をしたのかと言うと、ここにも時代背景があります。
一つは、グローバル化、もう一つは日本の財政事情です。

グローバル化は、あまり説明する必要もないかもしれません。
人も物もこれからますます自由に移動できるようになります。
トランプ君が、保護貿易に走っているのは、大きな時代の流れの
中でのささやかな反乱因子ですね。

反乱因子といえば、IT化が進む現代で、それに嫌悪感を持つ友人が
います。どうしてもスマホ持たないの?って聞くと、
彼女曰く、世の中便利になりすぎている。
便利になる事が幸せではないんだ!と熱弁をふるっています。

人の価値観を評価するものではないので、どうぞお好きにですが、
コンピューターは言葉と同じで使えて当たり前。
ITスキルが無い人は、仕事につく事すら難しいのです。

話はそれましたが、グローバル化が進む中でいつかは必要に
なるだろうと、コツコツ英語は勉強していたんです。
そして、それを活かす時が来たという事です。

もう一つ、日本の財政問題があります。
昨年、老後資金2,000万円問題が話題になりました。
金融庁が出したレポートです。

僕自身は、日本の財政問題に以前から危機感を持っていて、
国家破産についても調べたりしていたので、やっぱりという
印象でした。
で、会社に頼らず自分でお金を稼げるようになる必要が
あると思っていたんです。

つまり、年金なんてあてにしてはいけない。もらえれば
ラッキー位の感覚ですね。

今状況は更に悪化しています。
コロナで財政支出はやけくそ気味に増えているし、
景気が悪化して財政収入は、来年以降相当落ち込むはずです。
安倍ちゃんも、もう自分の次の人の仕事だと思っている
のかもしれませんが、他人事っぽい。

これが日本単独の問題だと、お金をとにかく海外へ逃がして
おいた方がいいとアドバイスするのですが、
全世界の問題ですから。どうなるんだろう...

ホントに起業しておいて良かった、って思っています。

努力は必要だけど、その前に流れに乗らないと上手く生きていけないんだよ

夢や目標は強く願えば叶う、って成功本に書いてありますよね。

確かに、強く意識する事で、行動が変わり、
成功が手に入りやすくなるという事に異論はありません。

でも、そもそもその夢や目標が世の中の流れに
逆らうようなものだったらどうなんだろう?って。
例えば、料理人になりたいって人も多いと思いますが、
料理人もAIに仕事を奪われる職業の一つなのだそうです。

海で泳いでいて、沖に流されそうになった事ないですか?
必死で岸へ戻ろうとするけれども、なかなか岸が近づかない。
あれ、気づかないようでも、潮が沖へ流れているんです。
努力しても、なかなか報われないっていう時、
ひょっとしたら気づかないうちに流れに逆らって
泳いでいるのかもしれません。

だから大きな時代の流れを読まないといけないと思うんです。
これは、難しい事ではありません。
意識して情報取集すれば、分かってきます。
そして、そういう流れはたくさんあります。

・グローバル化
・少子高齢化
・AI技術の普及
・東南アジアの成長
・シェア文化の浸透 などなど

自分の人生の大きな選択において、こういった流れに
乗れているかどうか、一度評価してみる事をお勧めします。
流れるプールを流れに乗って進むのと、逆らって進むのでは、
進める距離がまったく変わってくるのです。